検索の際に上や下にそのワードに関連するワードが表示されますが、ヤフーの場合は横にあるアイコンがムシメガネのため、虫眼鏡検索(むしめがねけんさく)と呼ばれるようになりました。
もうすでにご存知の方も多いとは思いますが、実はこの部分ある方法で操作が可能で、専門会社が多数存在しています。
自然に出てくるものでは?と思われていますが、もうすでに一部のワードで、ある操作によって書き換えられている状態です。
今年2009年初め頃から広く知られるようになりましたが、この方法自体はもうすでに2年以上前からあり、結構見かける事が多かったように感じます。
一例あげると「SEO」と検索して、全く有名でもないSEO業者の名前が「SEO SEO専門会社SEORY」などのように表示されたりします。
※SEO専門会社SEORYは例ですので存在しません、念のため。
どのように表示するかは後述するとして、この虫眼鏡の場所に表示させる事によって何がいいのか。
例えば「おせち料理」を通販で探したいユーザーがいるとして、これを検索してもレシピや解説のサイトや店舗を構える専門店が上位にヒットし、なかなか通販できるサイトが見つかりません。
そんなときに虫眼鏡に「おせち料理 おせち通販SEORY.jp」とあれば多くのユーザーを、おせち通販SEORY.jpに誘導できます。
(当然ですが「おせち料理 おせち通販SEORY.jp」このワードで検索した状態で1位にいること前提です。このワードで上位でない場合は、「おせち料理 ●●●●●」で上位に表示されるようなワードを探し、検索した際に虫眼鏡に●●●●●が現れるよう操作します。)
これ、今までヤフーでは比較的簡単に、グーグルでは表示が難しいと言われています。なぜ違いが出るのか?
表示されるしくみ、まずはヤフーです。
予想通りというかやっぱりというか、とにかく2ワードで検索しまくる!
上の例にあったのでいえば「おせち料理 おせち通販SEORY.jp」でひたすら検索。
すると「おせち料理」だけで検索しても「おせち料理 おせち通販SEORY.jp」と表示されるようになります。
と、手順としてはそれでいいのですが、ヤフーも考えており同じIPアドレスで検索されてもカウントされません。
プロキシ変更などを行い、それらをすべて自動で行い大量に検索させます。
また、別の手としてポイントサイトを利用したりもしています。
よくそういったサイトでは「検索すると○ポイント!」などを見かけると思いますが、それを利用してIP分散させているようです。
(このへんの仕組みは詳しくはお調べ下さい)
「おせち料理」と検索される総回数に対して「おせち料理 おせち通販SEORY.jp」と検索される数がそれの40%~60%(推測)に達せば表示されるようになるようです。
次はグーグルですが、こちらは単純に検索数でカウントして表示される訳ではなく、ヤフーとは全く違うアルゴリズムのようです。
WEB上から「おせち料理」を記述した大量のサイトを分析し、そのページ内でよく使われているワードを特定、表示しているようです。
それぞれの特徴です。
ヤフー
短期間で表示可能ですが、毎日クエリを送り続けないと消えるのも早い。
グーグル
表示までに時間も手間もかかりますが、表示されるとなかなか消えない。
以上、SEOをまじめにコツコツと行っている方から見れば(自分含め)、どんなグレーな事かお解かりいただけるかと思います。
いつスパム判定でも受けてインデックス削除にもなりかねませんし、業者に支払う金額に対してそれほどの効果がないとの声もあります。
なにより検索エンジンを意図的に操作する行為ですので、オススメできる方法ではないことだけは確かです。