yaz_scan
(PHP 4 >= 4.0.5, PECL yaz >= 0.9.0)
yaz_scan — スキャンの準備をする
説明
この関数は、指定した接続上で Z39.50 スキャンリクエストの 準備をします。
実際にスキャンリクエストをサーバーへ送信して応答を受信するには、 yaz_wait() をコールする必要があります。 yaz_wait() のコールが完了した後、応答を処理するために yaz_error() および yaz_scan_result() をコールします。
パラメータ
id
-
yaz_connect() が返す接続リソース。
type
-
現時点では
rpn
型のみがサポートされています。 startterm
-
スキャンを開始する項目の位置。
開始項目の形式は、パラメータ
type
で与えられます。このパラメータの構文は、 yaz_search() で説明した RPN クエリに似ています。 startterm は、ゼロ以上の
@attr
演算子の後に トークンがひとつだけ続く形式となります。 flags
-
オプションのパラメータで、スキャンリクエストの動作を制御する 追加情報を指定します。現在、次の3つの添字が flags 配列から 読み込まれます。
number
(リクエストされた語の数)、position
(要求された語の位置)、stepSize
(要求されたステップ数)
戻り値
値を返しません。
例
例1 タイトルをスキャンする PHP 関数
<?php
function scan_titles($id, $startterm)
{
yaz_scan($id, "rpn", "@attr 1=4 " . $startterm);
yaz_wait();
$errno = yaz_errno($id);
if ($errno == 0) {
$ar = yaz_scan_result($id, $options);
echo 'Scan ok; ';
foreach ($options as $key => $val) {
echo "$key = $val ";
}
echo '<br /><table>';
while (list($key, list($k, $term, $tcount)) = each($ar)) {
if (empty($k)) continue;
echo "<tr><td>$term</td><td>$tcount</td></tr>";
}
echo '</table>';
} else {
echo "Scan failed. Error: " . yaz_error($id) . "<br />";
}
}
?>