Phar::mungServer
(PHP 5 >= 5.3.0, PHP 7, PHP 8, PECL phar >= 2.0.0)
Phar::mungServer — 最大 4 つまでの $_SERVER 変数を実行時に変更させる
説明
Phar::mungServer() は、 phar アーカイブのスタブ内でのみ使用します。
最大 4 つまでの $_SERVER 変数を指定し、
実行時に変更させます。phar の実行時に変更できる変数は
REQUEST_URI
、PHP_SELF
、
SCRIPT_NAME
そして SCRIPT_FILENAME
です。
このメソッド自身は何も行いません。これが効力を発揮するのは
Phar::webPhar() と組み合わせた場合で
PHP ファイルがリクエストされた場合のみです。
PATH_INFO
と PATH_TRANSLATED
は常に変更されていることに注意しましょう。
変更前の元の値は、SERVER 配列の中で PHAR_
をつけた名前で保持されます。たとえば
SCRIPT_NAME
の場合は
変更前の値は PHAR_SCRIPT_NAME
となります。
パラメータ
variables
-
REQUEST_URI
、PHP_SELF
、SCRIPT_NAME
およびSCRIPT_FILENAME
を含む、文字列の配列。その他の値を指定した場合は例外が発生します。また Phar::mungServer() は大文字小文字を区別します。
戻り値
値を返しません。
エラー / 例外
渡したデータに何らかの問題があった場合は UnexpectedValueException をスローします。
例
例1 Phar::mungServer() の例
<?php
// スタブのサンプル
Phar::mungServer(array('REQUEST_URI'));
Phar::webPhar();
__HALT_COMPILER();
?>
参考
- Phar::webPhar() - ブラウザからのリクエストを、phar アーカイブ内部のファイルに転送する
- Phar::setStub() - Phar アーカイブの PHP ローダ (あるいは起動スタブ) を設定する