mb_ereg_replace_callback
(PHP 5 >= 5.4.1, PHP 7, PHP 8)
mb_ereg_replace_callback — マルチバイト文字列にコールバック関数を用いた正規表現による置換を行う
説明
string
$pattern
,callable
$callback
,string
$string
,?string
$options
= null
): string|false|null
string
から
pattern
にマッチする文字列を検索し、
一致した文字列をcallback
関数の出力で置換します。
この関数の動作はmb_ereg_replace()とほぼ同じですが、
replacement
パラメータの代わりに
callback
を指定するところが異なります。
パラメータ
pattern
-
正規表現パターン。
pattern
ではマルチバイト文字列を使用可能です。 callback
-
コールバック関数で、
string
文字列で一致した要素を配列で 指定してコールされます。 このコールバック関数は、置換した文字列を返す必要があります。しばしば、 mb_ereg_replace_callback()の
callback
関数が必要となるのは一度だけである 場合があります。 この場合、 mb_ereg_replace_callback()をコールする際の コールバックに 匿名関数 を使用することができます。 このようにすることで、 コールに関する全ての情報を一つの場所に集約し、 他のどこでも使用されないコールバック関数の名前を 関数の名前空間にばらまかないですみます。 string
-
チェックされるstring。
options
-
検索オプション。説明は、mb_regex_set_options() を参照ください。
変更履歴
バージョン | 説明 |
---|---|
8.0.0 |
options は、nullable になりました。
|
7.1.0 |
この関数は、現在のエンコーディングに照らして string
が正しいかをチェックするようになりました。
|
例
例1 mb_ereg_replace_callback() の例
<?php
// this text was used in 2002
// we want to get this up to date for 2003
$text = "April fools day is 04/01/2002\n";
$text.= "Last christmas was 12/24/2001\n";
// the callback function
function next_year($matches)
{
// as usual: $matches[0] is the complete match
// $matches[1] the match for the first subpattern
// enclosed in '(...)' and so on
return $matches[1].($matches[2]+1);
}
echo mb_ereg_replace_callback(
"(\d{2}/\d{2}/)(\d{4})",
"next_year",
$text);
?>
上の例の出力は以下となります。
April fools day is 04/01/2003 Last christmas was 12/24/2002
例2 匿名関数を使用したmb_ereg_replace_callback()の例
<?php
// this text was used in 2002
// we want to get this up to date for 2003
$text = "April fools day is 04/01/2002\n";
$text.= "Last christmas was 12/24/2001\n";
echo mb_ereg_replace_callback(
"(\d{2}/\d{2}/)(\d{4})",
function ($matches) {
return $matches[1].($matches[2]+1);
},
$text);
?>
注意
注意:
内部エンコーディングあるいは mb_regex_encoding() で指定した文字エンコーディングを、 この関数の文字エンコーディングとして使用します。
参考
- mb_regex_encoding() - 現在のマルチバイト正規表現用のエンコーディングを取得または設定する
- mb_ereg_replace() - マルチバイト文字列に正規表現による置換を行う
- 匿名関数