DNF を使用する GNU/Linux ディストリビューションでのパッケージからのインストール
PHP はソースコードからインストールできますが、Red Hat Enterprise Linux、 OpenSUSE、Fedora、CentOS、Rocky Linux、Oracle Enterprise Linux のような DNF を使用するシステム上のパッケージからインストールすることもできます。
サードパーティによるビルドは非公式であり、PHP プロジェクトによって 直接サポートされません。発生したバグは、 » 公式ダウンロードページ からのビルドで再現できなければ、非公式ビルドの提供元に報告してください。
パッケージは dnf コマンドでインストールできます。
Installing packages
まず、» PEAR には php-pear
、
MySQL 拡張 には php-mysqlnd
など、 他の関連パッケージが必要になる場合があることに気をつけてください。
次に、パッケージをインストールする前に、パッケージリストが最新であることを確認するのが賢明です。 通常、これは dnf update コマンドを実行して行います。
例1 DNF インストールの例
# dnf install php php-common
DNF は Web サーバー に自動的に PHP のための設定をインストールしますが、 変更を有効化するには、以下のようなコマンドでサーバーの再起動が必要になる場合があります。
例2 Restarting Apache once PHP is installed
# sudo systemctl restart httpd
設定のよりよい管理方法
これまでのセクションでは、PHP はコアモジュールのみをインストールしました。 次のような追加モジュールが必要になる可能性が非常に高くなります。 MySQL, cURL, GD, などなど… これらのモジュールも dnf コマンドでインストールできます。
例3 追加の PHP パッケージを一覧する方法
# dnf search php
パッケージのリストには、php-cli
、php-fpm
、
php-devel
などの基本的な PHP コンポーネントや、多くの PHP
拡張モジュールを含む数多くのパッケージが含まれています。拡張モジュールがインストールされると、
それらのパッケージの依存関係を満たすために、
必要に応じて追加のパッケージが自動的にインストールされます。
例4 Install PHP with MySQL, GD
# dnf install php-mysqlnd php-gd
DNF は、/etc/php/8.3/php.ini、/etc/php/8.3/conf.d/*.ini
などのさまざまな php.ini 関連ファイルに適切な行を自動的に追加し、
拡張モジュールに応じて extension=foo.so
のようなエントリを追加します。
ただし、これらの変更の有効化するには、Web サーバー (Apache など) を再起動しなければなりません。