LiteSpeed/OpenLiteSpeed Webサーバー(Unixシステム用)
LiteSpeed PHP は、LiteSpeed SAPI を通じて LiteSpeed プロダクトと動作させるための 最適化された PHP ビルドです。 LSPHP は、自分自身がプロセスとして動き、スタンドアロンなバイナリを持ちます。 よって、PHP スクリプトをコマンドラインから実行するための シンプルなコマンドラインバイナリとして使うことができます。
LSAPI は LiteSpeed と サードパーティーの Webエンジンの間で通信できる 高度に最適化された API です。 そのプロトコルは FCGI に似ていますが、それよりもっと効率的です。
このドキュメントは、 LiteSpeed/OpenLiteSpeed Webサーバーのために、PHP を LSAPI とともに インストールし、設定する方法を示します。
このガイドは、LSWS または OLS が それぞれのデフォルトの path とフラグを使ってインストールされていると想定しています。 それぞれの Webサーバーのデフォルトのインストールディレクトリは /usr/local/lsws であり、 bin サブディレクトリから実行できます。
このドキュメント全体を通して、バージョン番号は ドキュメント全体が将来でも正しく保たれるようにするため、 'x' で置き換えられている点に注意してください。 'x' については、必要に応じて対応するバージョン番号に置き換えるようにしてください。
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LiteSpeed/OpenLiteSpeed Web サーバーを取得し、インストールするには、 LiteSpeed Web サーバーの ドキュメント » install page または OpenLiteSpeed のドキュメント » install page. を参照ください。
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PHP のソースコードを取得し、展開します:
mkdir /home/php cd /home/php wget http://us1.php.net/get/php-x.x.x.tar.gz/from/this/mirror tar -zxvf php-x.x.x.tar.gz cd php-x.x.x
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PHP を configure し、ビルドします。 ここで PHP を様々なオプションを使ってカスタマイズできます。 たとえば、どの拡張モジュールを有効にするか、のようなものです。 利用できるオプションの一覧については、 ./configure --help を 参照ください。 私達の例では、LiteSpeed Webサーバーで推奨されているデフォルトの設定オプションを使うことにします:
./configure ... '--with-litespeed' make sudo make install
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LSPHP のインストールをチェックします。
PHP のインストールが成功したかをチェックする一番簡単な方法は、次のコードを実行することです:
cd /usr/local/lsws/fcgi-bin/ ./lsphp5 -v
このコードは、新しい PHP ビルドについての情報を返すはずです:
PHP 5.6.17 (litespeed) (built: Mar 22 2016 11:34:19) Copyright (c) 1997-2014 The PHP Group Zend Engine v2.6.0, Copyright (c) 1998-2015 Zend Technologies
litespeed
が括弧で囲まれていることに注意してください。これは、PHP が LSAPI サポートを有効にしてビルドされていることを意味しています。
上のステップに従えば、 LiteSpeed / OpenLiteSpeed Webサーバーが SAPI 拡張としての PHP サポートを有効にした状態で実行できるようになっているはずです。 LSWS / OLS と PHP で利用可能な設定オプションはもっとたくさんあります。 さらに詳しい情報は、 LiteSpeed ドキュメント の » PHP のページを参照ください。
LSPHP をコマンドラインから使う:
LSPHP(LSAPI + PHP) コマンドラインモードは、 必ずしも Web サーバーが実行されていないリモートサーバー上で PHPスクリプトを実行するために使います。 (別にある)ローカルの Webサーバーのそばで、 PHPスクリプトを実行するために使われます。 PHP の実行がリモートサーバーにオフロードされるので、 このセットアップはサービスのスケールさせる目的にも合っています。
リモートサーバー上でのコマンドラインから lsphp を起動します: LSPHP は実行可能であり、-b socket_address オプションを使えば、 IPv4/IPv6/Unixドメインソケットアドレスに bindした状態で手動で起動できます。
例:
LSPHP を 全 IPv4, IPv6 アドレスのポート3000にbindさせる:
/path/to/lsphp -b [::]:3000
LSPHP を 全 IPv4 アドレスのポート3000にbindさせる:
/path/to/lsphp -b *:3000
LSPHP を 192.168.0.2:3000 にbindさせる:
/path/to/lsphp -b 192.168.0.2:3000
LSPHP に、Unixドメインソケット
/tmp/lsphp_manual.sock
でリクエストを受けさせる:
/path/to/lsphp -b /tmp/lsphp_manual.sock
LSPHP を実行する前に、環境変数を追加できます:
PHP_LSAPI_MAX_REQUESTS=500 PHP_LSAPI_CHILDREN=35 /path/to/lsphp -b IP_address:port
LiteSpeed PHP は、 LiteSpeed/OpenLiteSpeed Web サーバー、 および Apache の mod_lsapi とともに使えます。 サーバーサイドの設定のさらなるステップについては、 ドキュメントの » LiteSpeed Web Server および » OpenLiteSpeed を参照ください。
LSPHP は、複数の他の方法でもインストールできます
CentOS: CentOS では、LSPHP は LiteSpeed リポジトリ または Remi リポジトリ から、 » RPM を使ってインストールできます。
Debian: Debian では、LSPHP は LiteSpeed リポジトを経由で、 » apt を使ってインストールできます。
cPanel: CPanel と EashApache 4 を使って、LSWS/OLS と CPanel とともに LSPHP をインストールする方法については、 それぞれの » documentation page を参照ください。
Plesk: Plesk は、CentOS, CloudLinux, Debian, および Ubuntu 上の LSPHP ともに利用できます。 これに関するさらなる情報は、 それぞれの » documentation page を参照ください。