IntlCalendar::getErrorCode
intlcal_get_error_code
(PHP 5 >= 5.5.0, PHP 7, PHP 8, PECL >= 3.0.0a1)
IntlCalendar::getErrorCode -- intlcal_get_error_code — オブジェクトに関する直近のエラーコードを取得する
説明
オブジェクト指向型 (method):
手続き型:
このオブジェクトの直近の呼び出し
(clone も含みます) に関する ICU エラーコードを返します。
または、(手続き型の場合) calendar
に指定された IntlCalendar に関する
直近のエラーコードを返します。
これは、単に警告を示している場合
(負のエラーコード) もあれば、
全くエラーがないことを示す場合
(U_ZERO_ERROR
)
もあります。
実際にエラーがあったかどうかをチェックする場合、
intl_is_failure() が使えます。
(ICU ライブラリを呼び出す前に) PHP 側で不正な引数を検知した場合は、 この関数で検知できる情報として記録されません。
intl 拡張モジュールの関数をコールした際に発生した直近のエラーは、 以前の引数エラーも含めて、 intl_get_error_code() で取得できます。 この関数はグローバルなエラーコードをリセットしますが、 オブジェクトのエラーコードはリセットしません。
パラメータ
calendar
-
手続き型のインターフェイスで指定する、カレンダーオブジェクト
戻り値
成功、失敗、または警告を示す ICU エラーコードを返します。
失敗した場合は false
を返します。
例
例1 IntlCalendar::getErrorCode() と IntlCalendar::getErrorMessage() の例
<?php
ini_set("intl.error_level", E_WARNING);
ini_set("intl.default_locale", "nl");
$intlcal = new IntlGregorianCalendar(2012, 1, 29);
var_dump(
$intlcal->getErrorCode(),
$intlcal->getErrorMessage()
);
$intlcal->fieldDifference(-1e100, IntlCalendar::FIELD_SECOND);
var_dump(
$intlcal->getErrorCode(),
$intlcal->getErrorMessage()
);
上の例の出力は以下となります。
int(0) string(12) "U_ZERO_ERROR" Warning: IntlCalendar::fieldDifference(): intlcal_field_difference: Call to ICU method has failed in /home/glopes/php/ws/example.php on line 10 int(1) string(81) "intlcal_field_difference: Call to ICU method has failed: U_ILLEGAL_ARGUMENT_ERROR"
参考
- IntlCalendar::getErrorMessage() - オブジェクトの直近のエラーメッセージを取得する
- intl_is_failure() - 指定したエラーコードが失敗を表すかどうかを調べる
- intl_error_name() - 指定したエラーコードに対応する名前を取得する
- intl_get_error_code() - 直近のエラーコードを取得する
- intl_get_error_message() - 直近のエラーの説明を取得する