mysqli_result::fetch_array
mysqli_fetch_array
(PHP 5, PHP 7, PHP 8)
mysqli_result::fetch_array -- mysqli_fetch_array — 結果セットの次の行を連想配列・数値添字配列あるいはその両方の形式で取得する
説明
オブジェクト指向型
手続き型
結果セットから1行取得し、それを配列として返します。
値を取得した後は、この関数をコールするたびに結果セットの次の行の値を返します
結果セットに対して行がなければ、null
を返します。
データを数値添字の 配列に格納することに加えて、この関数は 結果セットのフィールド名をキーとする連想配列にもデータを格納できます。
もし2つ以上のカラムが同じ名前であった場合は、最後に現れた カラムが優先され、以前のあらゆるデータを上書きします。同名の複数のカラムに アクセスする場合、数値添字版の行データを使用しなければなりません。
注意: この関数により返されるフィー ルド名は 大文字小文字を区別 します。
注意: この関数は、 NULL フィールドに PHPの
null
値を設定します。
パラメータ
result
-
手続き型のみ: mysqli_query()、mysqli_store_result()、mysqli_use_result()、mysqli_stmt_get_result() が返す mysqli_result オブジェクト。
mode
-
このオプションは、 結果の行データから返す配列の型を指定します。ここで指定可能な値は 定数
MYSQLI_ASSOC
、MYSQLI_NUM
あるいはMYSQLI_BOTH
. のいずれかです。MYSQLI_ASSOC
定数を指定すると、この関数は mysqli_fetch_assoc() と同じ結果を返します。一方MYSQLI_NUM
を指定すると、mysqli_fetch_row() 関数と同じ結果となります。最後のMYSQLI_BOTH
を指定すると、 ひとつの配列にこれら両方の属性を含めます。
例
例1 mysqli_result::fetch_array() の例
オブジェクト指向型
<?php
mysqli_report(MYSQLI_REPORT_ERROR | MYSQLI_REPORT_STRICT);
$mysqli = new mysqli("localhost", "my_user", "my_password", "world");
$query = "SELECT Name, CountryCode FROM City ORDER BY ID LIMIT 3";
$result = $mysqli->query($query);
/* 数値添字配列 */
$row = $result->fetch_array(MYSQLI_NUM);
printf("%s (%s)\n", $row[0], $row[1]);
/* 連想配列 */
$row = $result->fetch_array(MYSQLI_ASSOC);
printf("%s (%s)\n", $row["Name"], $row["CountryCode"]);
/* 連想配列および数値添字配列 */
$row = $result->fetch_array(MYSQLI_BOTH);
printf("%s (%s)\n", $row[0], $row["CountryCode"]);
手続き型
<?php
mysqli_report(MYSQLI_REPORT_ERROR | MYSQLI_REPORT_STRICT);
$mysqli = mysqli_connect("localhost", "my_user", "my_password", "world");
$query = "SELECT Name, CountryCode FROM City ORDER by ID LIMIT 3";
$result = mysqli_query($mysqli, $query);
/* 数値添字配列 */
$row = mysqli_fetch_array($result, MYSQLI_NUM);
printf("%s (%s)\n", $row[0], $row[1]);
/* 連想配列 */
$row = mysqli_fetch_array($result, MYSQLI_ASSOC);
printf("%s (%s)\n", $row["Name"], $row["CountryCode"]);
/* 連想配列および数値添字配列 */
$row = mysqli_fetch_array($result, MYSQLI_BOTH);
printf("%s (%s)\n", $row[0], $row["CountryCode"]);
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
Kabul (AFG) Qandahar (AFG) Herat (AFG)
参考
- mysqli_fetch_assoc() - 結果セットの次の行を連想配列で取得する
- mysqli_fetch_column() - 結果セットの次の行から、単一のカラムの値を取得する
- mysqli_fetch_row() - 結果セットの次の行を数値添字配列で取得する
- mysqli_fetch_object() - 結果セットの次の行を取得し、オブジェクトとして返す
- mysqli_query() - データベース上でクエリを実行する
- mysqli_data_seek() - 結果の任意の行にポインタを移動する